前世療法で希望の光がよみがえる

恋愛、仕事、ライフワークで、自分がこれを信じていたものが、うまくいかなくて、結局それを断念しなければならないことがあります。それまで信じていた夢と希望が崩れ去ったように感じる時、あなたはどうやって立ち直るでしょうか?こんな相談がありました。相談者はU子さんという女性です。

一年にわたって片想いを続けていた相手が、別の人と結婚してしまった。それで立ち直れないぐらいにがっくりしているというのです。希望を失った時、人の心は真っ暗になります。希望は心のともし火なのです。そんな時、新しい希望をまた持てばいいと誰かにアドバイスされたとしても、すぐに新しい目標ができるでしょうか?先の相談者、U子さんは、そんな状況の中で、前世療法を受けました。催眠状態で浮かんできたのは、孤独な一生を終えた西洋での女性の人生でした。その前世の一生の最期の場面で、死をむかえた女性の魂が肉体から離れて天空へと上昇した時、魂のガイドさんがやってきました。魂のガイドさんというのは、守護天使や守護霊などと呼ばれる存在です。前世療法においては、内なるアドバイザーのような役目で登場します。U子さんは、「今生で自分の幸せがはたしてつかめるのでしょうか?」と、ガイドさんに質問しました。U子さんは、ガイドさんから、幸せな未来の自分の姿を映像で見せてもらいました。そこにはステキなパートナーと幸せな家庭を築いている自分の姿がありました。

前世療法で体験した未来が現実のものとなる

この体験がきっかけになり、U子さんは、立ち直ることができました。セラピーで見た幸せのビジョンをささえに毎日を前向きに生きていくことができるようになりました。人生にはいつでも敗者復活戦があります。実際には、自分が負けたと思いこんでいるだけのことが多いものです。本当の成功や幸せは、「失った」、「失敗した」と思ったその先にやってくることも多いです。しかし、次のチャンスをしっかりとつかみとるためには、自分の心がポジティブでなければなりません。いつまでも後ろ向きでいると「真打ち」が登場したとき、機を逃してしまいます。前世療法は、未来の成功イメージを見ることで、心を立ち直らせる効果があるのです。これは通常の催眠療法の中でも可能なものですが、前世を体験することが加味されていることに深い意味があります。U子さんの場合も、「後ろ向きに生きた前世の孤独な死を無駄にせず、前世ではできなかったことを今生でやりとげるために」もう一度、希望を持って前進することを私に約束してくれました。心のリセットのために、前世療法を活用することができるのです。魂のガイドである守護霊さんに守られ、人生の理想を成就して、願いを叶える方法があります。U子さんはこの後、良き人と結婚されました。

運命を変える努力~継続こそが幸せにつながる

約八年前、メンタル疾患で服薬しているTさんが前世療法を受けにこられました。その後、それをきっかけに、魂向上実践塾での実践をするようになりました。Tさんはその後、十種類近くも飲んでいた、メンタルの薬をすべてやめることができました。そして、社会復帰も達成し、キャリアを活かした仕事で生きがいも感じられるようになっていました。ここまでは順風満帆だったのです。Tさんはここで、その良い流れに安心しきったのか、何の相談もないまま、その後、連絡が途絶えたのです。どうされているのかと思っていたら、数年後に、連絡があってその後の顛末を知りました。驚いたことに、その後のTさんの運命は、どんどん下降線をたどっていたのです。実践しなくなったのが原因です。仕事運、夫婦の問題解決、結婚運などは、良き引き寄せの努力を絶えず必要とし、途中で手を抜くことは、良い引き寄せが滞る最大の原因です。人生の立て直しは、年季をかけて実践しないと、完全に流れを変えて災いを根本からなくすことはできません。Tさんの場合も、せっかく運勢が大きく好転し始めていた矢先に、自己判断で、やめてしまったために、良き流れが途絶えてしまったのです。何が起こったかといえば、家庭に夫婦問題がおこってきました。夫婦が不和となり、口論が増えて、さらに、夫の酒癖と暴力がひどくなっていったのです。現実的には、社会進出し自己実現していく妻への夫からの嫉妬もあったのかもしれません。夫の暴力は激しさを増し、包丁をつきつけられたり、仕事に行くための車をとりあげられたり、家庭に居場所がないところまで激しさを増しました。

良き流れが崩れた後どうなったか

結果的に、Tさんは夫と別居し、実家に避難せざるを得なくなり、最終的に離婚したのです。受験を控えた多感な時期、激しさを増す夫婦喧嘩を子は、どんな目で見ていたことでしょうか。子の親権は夫に取られた形で離婚は成立しました。Tさんは離婚後、実家で暮らしながら第二の人生に取り組まれることになったようです。ここから、良い方向になんとか向かうことを祈るばかりです。この出来事の背後には、家庭円満を破壊し、人生も破壊しようとする「前世からの負債の力」があります。これは実践をやめてなければ、解消できた可能性があります。夫の酒癖、暴力も実践を徹底して行えば改善させることができた可能性があります。このような破壊的結末にはいたらなかったかもしれません。運命の立て替えを引き寄せ、運命のルートが新しい別な開運路線に舵を切りはじめていた矢先に正しい努力をストップさせたので、持って生まれた渦の中に再び引き戻されてしまったのです。もし、正しい努力を続けていたら、万一、価値感等の違いから離婚する場合でも、もう少し穏和な形であったかもしれません。平穏無事というのは、目に見えないところで大いなる加護によって救われているからなのです。もし、Tさんが今から忠実に実践されるなら、ここから再出発はできますし、開運を導くことも不可能ではありません。形に物事が現れる前に、災いの根源を消去することがもっとも大事です。燃えている火事を消し止めるよりも、タバコの燃えカスの内に消してしまうということです。離婚したことでかえって良かったという人生にすべく、Tさんはこれからの人生で幸せになるべきですし、そうあってこそ、魂が磨かれ、人生の本義が果たせます。人生には常に敗者復活戦が用意されているのです。これから、第二の人生を最高に幸せに満ちたものにしてください。