ソリューショントークとプロブレムトーク

自分の抱える問題や苦しみ、悩みごとを言語化して、それについて語ることを、プロブレムトークといいます。これに対して、自分の理想や夢を明確化して、それへの道筋、方法、手段などを言語化して、それについて語ることをソリューショントークといいます。

意識を負に向けるプロブレムトークの弊害

人は、プロブレムトークをしていると、被害者意識を持ちやすくなります。そして、負の感情に支配され、意欲が減衰して、無気力になります。怒り、妬み、後悔、悲嘆などのネガティブな感情が増えてしまうことで、人生そのものが、暗いものになりがちです。一方、ソリューショントークをしていると、正の感情が沸いて、明るくなり、意欲が出てきます。そして気力充実して元気が出ます。これは誰かとの対話であっても、また、自問自答や独り言、自分への言い聞かせでも同じです。ふだんの日常の中で、ソリューショントークを増やすように意識することが大切です。

被害者意識から解放し人生の主人公になるソリューショントーク

人は被害者意識に陥ると無力になります。人生を主体的に切り開くためには、被害者意識から解放される必要があるのです。ソリューショントークは、明るく前向きで積極的な気持ちをもたらし、脳の働きを活性化させてくれます。自分の人生をどうしたいのか。そのために自分が何を努力したらいいのか。この観点から、仕事でも、対人関係でも、家族関係でも、すべての周囲とのかかわりをとらえていくことが、心を明るく前向きにする方策なのです。暗い心よりは明るい心でいるほうが、物事は良い方向に進みます。後ろ向きよりは前向きのほうが人生に良いことが増えます。ソリューショントークを心がけることは、大きなメリットをあなたにもたらすのです。