魂の黄金法則~巨岩を動かそうとした人

A、Bという二人の若者が武道の修行をしていました。二人は師匠から「この岩を動かせ」と命じられました。人が動かせないような巨岩です。二人ともしばらく努力をしましたが、岩は動きません。Aは「こんな巨岩、人が動かせるものではない」と、あきらめて作業を放棄しました。

寓話が教える魂の錬磨の道

Bは師匠の言葉を信じて、来る日も来る日も、巨石を押していました。数年が立ちました。取り組みを放棄したAには何も変化はありませんでしたが、Bは、どうなっていたでしょうか。巨岩は、まったく動いてはいませんでした。しかし、Bの心身は変革していました。肉体には、筋骨隆々のパワーが宿っていました。精神には、中途挫折せず最後まで貫く根性が備わりました。巨石の修業を終えたBが、人生の次の場面で大活躍して、成功者となったことはいうまでもありません。…という話があります。

試練に立ち向かうと魂が磨かれる

私達の人生では、一見、とうてい乗り越えられないような難しい試練に直面することがあります。結果にこだわる合理主義の立場からは、無駄な努力はせぬことが正解になります。それも間違いではないかもしれません。しかし、魂の観点からは少々、見方が変わってきます。前世療法を基礎とする魂の観点で見れば、目的が完遂できるか否かはあまり問題ではありません。その目的について、投げ出さず、最後まで全力を尽くして取り組めたかどうかが問題となります。その過程が「魂を磨く」ということになるからです。仮に方向転換をした場合でも、新しく定めた目標に全力で取り組むならば、有意義な人生となるでしょう。

楠木正成の足跡から学ぶ魂の法則

南北朝時代の武将、楠木正成は、後醍醐天皇の治世(つまり平和)を守るため、命をかけて戦いました。正成公は志半ばで、天皇に反旗を翻した足利尊氏によって滅ぼされますが、その49年の人生は、目的を達成できなかったから無意味だったでしょうか。まず、魂を磨く観点からは大いなる成果を得たといえます。それだけではありません。正成公の無私の至誠は、後世の人々の心を動かし、やがて水戸光圀によって顕彰され、幕末の吉田松陰や維新の志士たちに継承されていったのです。

試練を乗り越えることで魂は進化していく

最終的な理想像、結果、それを明確にイメージし、それを信じて目前のことに取り組むことが、魂のパワーを発動させて、魂のガイドと一体になって幸運創造をする基本ではありますが、その結果が万一実現しなくても、それにむかって努力を貫く生き方をするだけで、魂は磨かれているのです。巨石を動かそうと頑張った男と同じことです。こちらの書籍をお読みください。『魂の黄金法則』

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