マイナスのカルマが清算されると開運する

魂の修行が進んでくると、マイナスのカルマ(悪い引き寄せの根源)が減ります。するとたいへん「身が軽い」ということになります。因縁が晴れた状態と言ってよい状態です。そこにちょっとでも、小さな悪いカルマを知らず知らずに積んでしまうと、神仏の加護の篤い人であればあるほど、すぐにその清算が起こり、なんらかの嫌なことがおきたりもするようになるのです。それは、カルマが大きくなって災いとして結実する前に神様の大愛で、小さなうちに清算させてくれている、つまり救われているのです。

目次

試練は神の大愛

毎日お風呂に入る人は、少しの汚れも気になりますが、月に一度しか入浴しない人は多少のことは気になりません。それと似たようなもので、わずかな悪いカルマもすみやかに清算されクリーンな状態になるように自然と守られるようになります。そうすると、そのつど、痛い目にあったり、くやしかったり、悲しかったり、がっかりしますが、その場合も、すぐに立ち直ることができるようになってきます。「試練はすべて神の大愛による救いなのだ」と悟り、生きているうちに、あがないができて良かったとむしろ、感謝するようになるのです。大きな悪業をそのまま全部溜め込んで死後、あの世で清算するとなると、地獄界のたいへんな苦痛が待っています。

生きているうちに負債を清算する意味

生きているうちにカルマの負債を清算することが、いかに有難いことか、わかってくるのです。すると、「許すこと」もできるようになるし、「怒り」にも過度にとらわれないようになってきます。思い通りにならないということが、感謝の種にさえなってくるのです。生きていれば、知らず知らずにマイナスのカルマを積んでしまうことは避けられません。ちょっとした言葉が人を知らず知らずに傷つけたり、最善だと思ってしたことが、実際には、最善ではなく、間違っていたりすることもあるでしょう。その結果、小さなレベルであっても人を苦しめたり、悩ませたり、困らせてしまう形となり、それが「小さな悪業」(これを過という)となって積み重なるのです。

大難が小難で済むのが神の救い

神仏の加護のもと、因縁が軽くなればなるほど、そういった過ちをすみやかに清算させてクリアな状態を維持するようになるのです。それを理解することで、日常において直面する、嫌なことや試練、苦難もまた、ありがたい神仏の救済だと感謝できるようにもなるのです。そこで清算されなければ、のちのちにもっと大きな苦しみであがなうはめになったわけですから、実際には小さな苦しみで、救われたのだと、感謝できるということです。この状態になれば、あなたの善き想いが即座に成就し、思い通りの人生を生きられるようになります。

前世療法からわかる、思いの手放し方と因果の法則

自分を苦しめる負の感情や思考などの「思い」の手放し方を知っておくことは重要です。第一に、思いを手放すには、過去ではなく、今と未来にだけ意識を向けて生きることを心がけてみましょう。「自分の人生をすばらしくするためには、今、何をすればいいか」ということだけを朝から晩まで考える習慣をつくることです。つまり、過去ではなく、今と未来に生きることです。第二に、因果の法則を悟ることです。因果応報を悟り、過去の出来事の意味が変化したら、過去のことをくよくよ考える必要はなくなります。そして、今と未来を作ることに意識を集中させることができるようになります。すべての人は、前世および、今生の過去に自由意志によって自分が生み出した原因から発生した結果を受け取っています。

すべての苦悩の根源にはカルマの負債がある

はるかな過去にあなたの自由意志によってあなたが造った因果の報いを受けているということです。あなたにふりかかってきた過去の出来事は、すべて因果応報の結果ですが、今より後、あなたが生み出すものは、今のあなた次第です。刻々に、あなたの自由意志が原因を作っています。そして、原因があるから、そこに結果が生じるのです。マイナスがふりかかるとき、マイナスを生み出せば、いっそうマイナスになる。これは、前世で悪い行為ばかり積み重ね、今生でも邪悪な心と行動で生きれば、ますます不運不幸が集まるということです。プラスがふりかかるとき、プラスを生み出せば、いっそうプラスになる。これは、前世で善徳を積み重ね、今生でも善き心と行動で生きれば、ますます幸運が集まるということです。

積善の実践があれば不運も幸運に変じる

マイナスがふりかかるとき、プラスを生み出せば、マイナスはそれに応じて縮小される。これは、前世で悪因縁ばかり積み重ねたけれども、今生で反省し心を入れ替えて世のため人のために生きれば、罪業も軽減されるということです。プラスがふりかかるとき、マイナスを生み出せば、プラスはその分だけ、縮小される。これは、前世で善徳を重ねているのに今生で邪心で生きると本来得られる幸せも小さくなり、しだいに不運になるということです。因果応報のことがどうしても理解できないという人には、前世療法を受けてみることをおすすめします。地獄は因果応報で落ちるというよりも、その人の心が、暗く、冷たく、重いから落ちるのです。天国は、その人の心が明るく、暖かく、軽い(執着がない)からあがるのです。過去のことに執着して、うらんだり、ネガティブな重い想念で日々暮らしていると、死後、地獄に近いところにいく可能性が大きいので、今すぐに、それをやめていきましょう。