立志発願を持ち他者を責めず前向きに歩む

精神世界の本などを読むと、執着心をもつことは良くないとか、願望を持つことは良くないとか、感謝だけしてればいいとか、書いているものを目にすることがあります。しかしながら、ほんとうは病気を治すとか、幸せになるとか、豊かになるとか、自己実現したいとか、家族円満になりたいとか、こういうプラスの願望は、本来は、いくら持ってもよいのです。

良き願いを強く抱くことは魂を成長させる

プラスの強い願いを持つことはとても重要なことです。それが魂を輝かせる心の柱になるからです。いけないのは、努力でどうしようもない問題についてあれこれ悩んだり執着することなのです。あきらめるべきことがわかっているのに、いつまでもくよくよ考えているのが悪い執着心です。例えば、過ぎたこと、すでに実現してしまった悪いことをくよくよ後悔しても、戻ってくることはありません。これは心を暗くさせる悪い執着心です。それよりもこれからの人生をいかに幸せなものにするのか、意義深いものにするのか、それが大事なのです。自分の人生を豊かで意義深いものにし、幸せをたくさん感じられるようにするには、今、何をなすべきかを考えていくのです。そして、それをあきらめず、根気よく、粘り強く、実現を目指して、取り組んでいくことが大事です。そのとき、心は夢と希望に燃えて、明るいはずです。心を明るくさせる夢と希望を粘り強く実現していく、そんな良い意味での粘着気質が大切です。悪人でも金儲けのうまい人が世を騒がせますが、彼らも強い粘着気質で一時的にでも欲望を叶えるのです。もちろん悪事は、結局最後に、その報いを受けますが。

善なる思いを強く抱き信念を持てば成就する

私たちは善の心で、粘り強い粘着気質を持てばよいのです。自分の夢と希望を明確にし、その実現をライフワークにしてみませんか?自分の一生をデザインしてみてください。死ぬまで年代別に何がしかのテーマを設定してみてください。楽しいこと、おもしろいこと、好きなことを考えるのですから、心は明るくなるはずです。「何が何でもやるぞ」「そこを何とか、そこを何とか」と、食い下がるような良い意味での粘着気質は、不可能を可能にする奇跡を呼び込むパワーの源です。潜在意識の無限の力を最大限に引き出す極意です。ヒプノセラピーでは、日々、多くの苦難に満ちた人生を歩まれている人と対話します。たいへんお気の毒な話もしばしばうかがいます。そういう人の中には二通りあります。一つは、何があっても「わが身の不徳のいたすところで」と自分の不明を恥じ、不徳を省みる謙虚な人です。これは他責的な人よりは良いのですが、ただし、反省があまりに行き過ぎて後ろ向きになりすぎると、過度な自己卑下で成功の芽をつぶすのでいけません。もう一つは、どうしても他責的になる人です。他責的になる人の場合、問題になるのは「嫉妬心」。この嫉妬心は、強いマイナス想念なのです。というのは、例えば成功者を羨んでいるときは「成功」という概念を攻撃しているに等しい影響があるからです。そうすると自分の成功運までも阻害されてしまいます。

妬みや羨望は呪いと同じで自分を不幸にする

これも「人を呪わば穴二つ」と同じ現象です。羨むことは呪うことよりはソフトに感じるかもしれませんが、潜在意識的影響でいえばほとんど同じ害毒なのです。でも、誰でも自分より成功していて幸せで豊かで健康で愛に恵まれている人をみたら、若干は、羨ましいと思ってしまうのも人情ですよね。もし、そんな思いがわいてきたら、まずやってほしいことは、その人を心から祝福することです。「おめでとう。あなたを祝福します」と心の中ででも、いってあげることです。そして次にこう考えて下さい。「これは自分の未来の姿なんだ」「自分にもこのような幸福と成功がもうすぐ実現するのだ」。自分より成功している人、豊かな人、健康な人、愛されている人、そういう人をみたら、それは自分の未来の可能性がそこに示されているのだと考えてみましょう。人にできたことは自分にもできるから、今見ているものは自分の未来の姿なのだと考えるのです。そうすれば相手への嫉妬や敵意や妬みは次第に消えていき、むしろその姿を目に焼き付けようとするはずです。自分にふさわしい形で、それは実現するのです。人間にとってもっとも重要な努力の一つは良きことを信じる努力です。希望を持つ努力です。それがすべてのスタートだからです。

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