人生に突破口を開く前世療法

前世療法で出会う魂のガイドたちの伝える内容を総合すると、私たちが祈るべき大切なことが、二つあります。一つは、「我が魂が進歩向上いたしますように。そしてそのための、あらゆる精進努力を実行できますように。」もう一つは、「万民を救済できますように。そしてそのための、あらゆる精進努力を実行できますように。」表現はさまざまであってもいいのですが、意味としては、自分の「魂としての向上」と、自分も含めて周囲の「人々を幸せにすること」。この二つの視点が大切のようです。「向上心と愛」ということもできるでしょう。

愛の実践と悟りを深めることが魂の向上

仏教的に「求道心と慈悲」ということもできるでしょう。禅ではこれを「上求菩提、下化衆生」と言っています。これは、私たちが、生まれ変わりながら、何度もこの世にやってきている最大の目的です。これ以外のことは、極端に言えば、魂にとっては、ほとんど、どうでもいいことのようです。具体的な願望、たとえば、恋愛、結婚、就職、家内円満、ライフワーク、生きがい、仕事、お金、健康といったもの、すべては、枝葉です。根幹である二つの願いがあってこそ、そのほかのことも意味をなすということです。しかし、難しく考えなくても、すべてにおいて「より良くしよう」としていれば、自然に、根幹の二つのテーマも成就するようになっています。生まれてきた目的に合致するほど、わたしたちは幸福感を感じるようになっています。幸福感が欠乏している場合は、生まれてきた目的に合わない状態に陥っていると考えられます。

現実的な努力はそのまま魂を磨くことにつながる

どんな問題にも、具体的な改善の方策があるので、その手順をひとつひとつ実行すれば解決します。物事を成就するには必ず土台が必要です。たとえば、お金が必要なら、もっとも確実な土台になるのは、肉体労働です。時間給で働けば、その提供した時間だけお金になります。そうやって土台をつくりながら、一方で実力を磨き、時間給ではないお金、たとえば、技能給や資産収入のような効率の良い収入源を構築していけば、限界を越えられます。最終的には起業して自営業になったり、株式会社を立てて、商品を販売したり、広告代理業やコンサルティング業、士業などをめざす方法もあるでしょう。しかし、すべては土台から始まっているのです。祈りということにおいても、この土台が大切です。足元の問題解決から始まり、現実的な努力を具体的に積み重ねることが、そのまま魂を磨いていることになるのです。

祈りと行動のどちらも欠けてはならない

今回、ご紹介した二つの根幹の祈りで、心の土台を整えてから、具体的なことを祈ると、自分の進むべき道が明確になります。これは、自分のあり方について混乱したり、どうすればよいかわからなくなったときの、道しるべにもなる考え方です。前世療法を受けることで、今生の使命を明確に悟る人の多くは、今回お伝えしたような生き方の根幹が、ある程度、実践できている人です。実践の程度は人それぞれですが、多くは、人生に前向きに取り組もうとしておられる人々です。もし、あなたが自分の人生を素晴らしくしたいという情熱を抱いているのなら、前世療法は、あなたの人生に突破口を開くものとなるかもしれません。もし、あなたが日々、お祈りすることを習慣にされ、現実的な努力をもしっかりと積み重ねているような生活をこれまでに送ってきたのであれば、前世療法は、あなたに新しいステージに上がるための貴重な悟りを与えてくれるものとなるはずです。