ミルトンエリクソン

前世療法を普及させた功労者は、ブライアン・ワイス博士です。
精神科医としてのかなりのキャリアを持ちながら、前世をテーマとする
催眠療法を提唱した医師です。

医師といえば、ミルトンエリクソンが催眠療法の発展に大きな功績を
残しています。NLP、神経言語プログラミングなどの心理療法も、
ミルトンエリクソンの治療をもとに生み出されています。

催眠状態での退行により、愛着障害などの対人関係での傷を癒したり、
回避性人格障害のような対人関係の障害を緩和したり、ヒプノセラピーには
無限の可能性があります。

ワイス医師が前世の存在を肯定した時、さまざまな批判がありましたが、
潜在意識の改革を飛躍的もたらす前世や生まれ変わりという世界観は、
潜在意識の行き詰まりを打開し、因果応報という作用を悟ることで、
愛情の欠乏から生じたさまざまなメンタルの行き詰まりを打開するのです。
クリニックで前世療法をしてくれる施設は日本にほとんどありません。

行き詰まりから脱却できないプロブレムトーク を繰り返していた患者が、
過去世療法を行うことで、メンタルのブロックから解放され、
感謝の念を取り戻し、仕事に前向きになったり、思考のゆがみがとれて、
メンタルクリニックで一生飲まないといけないとされた薬からも解放される
ケースもあります。

前世を信じるかどうかは個人の自由ですが、精神科医ミルトンエリクソンは、
あらゆる物事に自由自在な視点で向き合ったと伝えられていますから、
ミルトンエリクソンの時代に、前世への退行がノウハウとして確立されていたら、

ワイス博士のように前世療法の効果を有効活用したことでしょう。
前世療法が危険になるのは熟練していない医師以外のセラピストが
不十分な知識のもとに行った場合です。

ヒプノセラピーは医師から受けるようにしないと危険です。
催眠療法で危ない状態になったり、具合が悪くなるというのは、
ほとんどが医師ではない民間セラピストが行っている場合です。

ワイズ博士は退行催眠は医師が行うべきであると著書でも明記しています。
ブライアンワイスの名著「前世療法2」の中にその言葉が見られます。
前世療法は、ソリューショントークができる潜在意識を回復します。