生霊というエネルギーの存在

生霊を出さない、出させない

生霊というエネルギーの存在を知れば、成功している時ほど、謙虚さを忘れず、実績の誇示や、他人を見下した言動は避けるべきなのです。このことをあまり意識しすぎると委縮してしまいますので、もし、自分の実績を表現していく際には、それを見聞きする人の気持ちをできるだけ考えて配慮するしかありません。

子供ができない人に、子供が生まれる話をするとどうしても「うらやましい」という念をもらってしまいます。お金儲けできない人に、儲けた話をすると、どうしても「なんであいつだけ」と嫉妬されてしまいます。この世で活動していくことは、ある意味、この人間の嫉妬のエネルギーとの戦いでもあります。また、たくさんの人から生霊を受ける場合、自分の命が奪われたり、大切な家族の命が奪われることもあります。生霊は出した人も受けた人も不幸になります。私達は、自分のためにも、相手のためにも、ふだんから相手に生霊を出させないだけの配慮をする必要があるのです。

言葉の使い方を工夫し生霊を避ける

コミュニケーションは、あからさまに言わず、言葉の表現を善言美詩として、愛情を持った言い方にすることが基本です。そうは言っても、どうしても生霊は飛んでくるものです。生きていく上では仕方のない側面ともいえます。「男子は外に出れば七人の敵がいる」などといいますが、男女かかわらず社会活動すれば、なんらかのマイナスの念はもらってしまうものです。飛んできた生霊を溶かすためには愛情のエネルギーをむけること、つまり、その相手の幸せを祈るしかありません。しかし不特定多数の場合は、それも難しいです。社会的な活動があまりなくても、嫁姑の問題、夫婦の不和、不倫や浮気などの恋愛感情での強い執着の念は、強大な影響があります。

身近な人の念のほうが強く作用する

身近な人間の念は、意識のつながりが深いぶんだけ、強く出てきます。家族が仲良く調和していなければ、家族一人一人が幸せになれないのはこのためです。まさに家族の平和こそ、世界の平和への道です。すべての幸せの基礎が親子、兄弟姉妹、夫婦、恋人の調和なのです。そこで、このような悪意の念である生霊なる力をどうやってとりのぞき、自分で浄化するかが重要になってきます。原則はもめている人との和解です。憎しみあっている同士の和解です。しかし、それがうまくいかないのもまた常なることです。その場合、どうするかです。前世療法はその突破口を開く有力な手段となりえます。