子供が勉強しないという悩み

【質問】中学受験を控えた娘が、勉強のモチベーションが持てず、家庭学習を全くしません。しかし、私はどうしても私学に通わせたいと思っています。娘は勉強しない上、ゲームをしてばかりです。娘のやる気を出させることは、前世を知ることで可能でしょうか?本人も私学に行きたいとは言っているのですが。

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受検なのに勉強に意欲を持てない子供

【回答】娘さんを私学に入学させたいということですが、そもそも、娘さんがその私学に合格することで、幸せになれるのかどうか、ということが重要です。私学で伸びる子もいれば、公立で伸びる子もいます。本人の守護霊や娘さん自身の魂が、公立のほうがよいと願っている場合、母親がいくら望んでも、その方向で、動いていかないこともあるかもしれません。たとえば、その公立でしか出会えない試練があり、その試練こそが娘さんを大きく魂として成長させるという未来がわかっている場合、守護霊も本人の魂も、むしろ、そのコースを外れないようになさることでしょう。そこでしか出会えない人物、友人、先生、それから生涯のライフワークとの出会いなどもあるかもしれません。そして、私学は確かに環境は良いでしょうが、一方で中途挫折で登校拒否となり、そこから、人生のコースが歪んでいくケースもあるかもしれません。つまり、何が本当にその人の幸せにつながっているのか、それは、神のみぞ知るといった領域になるのです。しかし、前世療法を活用すれば、その答えの一端を得ることができる場合もあります(必ずというわけではありませんが)。

前世療法を親が受け子供の問題解決につなげる

その意味で、お母様が前世療法を受けて、そういった未来に関する情報を入手することは有意義となるでしょう。また、娘さんとのつきあい方、接し方、導きかた、教え方、といったものを、魂のガイドである守護霊から教えていただけるケースも多々あります。親の敷いたレールに沿って進んで、幸せになれる子もいれば、そうでない子もいます。もし、幸せになれなかった場合、子供が親を一生恨んでしまうケースもあるのです。そうなれば、親も子も不幸です。判断に迷う難しい選択をする場合も、前世療法を活用することで、未来の災いを回避し、最善の選択ができることが多いのです。多くの親御さんは、息子さんや娘さんのことで、さまざまに日々、御心労のことと思います。我が子を良き方向に改善させるためには、まず、お母様が前世療法を受けることをおすすめします。そうすることで、例えば、どのようにすれば、我が子の性格や病気を改善させられるのか、どのように子供とかかわっていけばよいのか、ということが、わかってきます。

子供が勉強せず親の言うことをまったく聞かない

【質問】息子は、全く勉強をせず、学校で最下位の成績をとっても、反省もなくゲームに没頭し、少しでもその事に触れると喰ってかかり暴言を吐き、自分の非は母親の私のせいにします。ずっとパソコンに向かいゲームをし、朝、寝不足で家を出ます。怒られるとふてくされ当たり散らします。神棚に1時間お祈りをしても、会社を休んで神社でご祈祷を受けても息子は変わりません。

親が敷いたレールの上を歩ませることの問題点

【回答】息子さんのことで、お困りのこと、さぞかし心痛かとお察しいたします。しかし、息子さんには、息子さんの前世からのテーマがあり、今生の使命もあります。息子さんはこの世での修行を終えると霊界に戻り、また生まれ変わります。今度、生まれ変わるときには、再びあなたの息子になるかどうか、わかりません。もしかすると、今度は親だったり兄弟姉妹かもしれません。この世での親子関係とは、かりそめの立場でしかないということです。夫婦であっても同様です。来世ではもう夫婦ではない可能性も高いのです。もし、近くにいても、来世では親兄弟姉妹子供のどれになるかわかりません。息子さんのことは彼の自由意志の範疇を犯して、操作したり、支配したり、ということはできないものなのです。お祈りによって、相手をコントロールしてやろうとしても、相手の自由意志をそのように犯すがゆえに、ますます反発されてしまうことになります。

神様が動いてくださるのはどんな祈りに対してでしょうか

それは、愛と真心のお祈りです。愛と真心のお祈りとは何でしょうか?それは、ただ、相手の幸せを心から祈るお祈りです。あなたは、息子さんの幸せについて、ほんとうに心から、愛と真心でお祈りができているでしょうか?彼を自分の理想とする姿にひたすらコントロールしようと躍起になっていませんか。あなたは、愛と真心よりも、息子はこうあらねばならない、という支配、コントロール、自分の思い通りにしたい気持ちで、お祈りするようになっていませんか?もし、そういうお祈りなら、そこには愛と真心がなく、あなたのエゴイズムの祈りになりますので、神様はまったく動かれません。神様がよろこんで受け取って下さる祈りとは、ほのぼのとして温かな祈り、明るく夢と希望を語る祈り、神様の加護を確信し、安心しきっている祈りです。また、全てを愛で締めくくりする祈りです。もし、悲壮感、焦燥感、怒り、いらだち、嘆きの祈りなら、それはまったく神様の動く祈りではないのです。

すべての苦難は魂を磨くための試練である

そもそも、あなたが、今の環境を与えられている理由を考えたことはありますか?理由もなく、苦難がふりかかることは絶対にありません。あなたが、今生で受ける苦しみは、すべて、あなたが前世で他人にしていたことなのです。わが子から反抗される苦しみがあるなら、それは前世のあなたがした親不孝の因果応報です。夫に冷たくされるとしたら、それは前世で自分が男性だったとき妻にしていた行為が戻ってきたのです。なので、あなたがなすべきことは、理不尽なことをされたと腹を立てることではありません。前世の自分がいかに道を外れていたのか、それに思いを致し、神様にお詫びすることから、始めなければならないのです。お祈りでも当然、その言葉から入るのです。前世の自分の悪劫ゆえに苦しんで当然のところを神様に心からお詫びし、赦免を希うのですから、お祈りはそういう姿勢であるべきで、神様に苦情を言いに行くようなお祈りではまったく神様に受け取って頂けないのです。ですから、お祈りにおいては、こうした基本を踏まえて、謙虚に言葉を申し上げることです。

神仏に通じる祈りとは

そのうえで、息子さんが幸せな人生を送れるようにお導き下さいとお祈りをしてください。彼が幸せになりますように、守られますように。このように祈るのが八割でなければなりません。もし、勉強をしてほしいなら、「怠けが治り勉強しますように」では、どこにも愛がありません。「息子が、生きがいを見出し、人生の目標を見出し、やりがいを感じながら楽しく学習できますように。そして、その学習の成果が出て、いっそう幸せになりますように」と祈るのでなければいけません。そして、そう祈ったとして、その結果が出てくるまではあせらず時を待つことが肝要です。コップにためた水があふれ出てくるのに時間を要するのです。あなたは今、被害者意識にとらわれていますが、あなたは被害者ではありません。あなたは前世で自分がまいた種を刈り取っているだけであり、その苦しみが魂を磨いています。そして、もし、刑務所の囚人が模範囚になって、刑期短縮されて、釈放されるように、あなたが、今の苦しみから解放されるとしたら、あなたの心がここまで解説したような、「普遍的信仰心」を会得したときです。「普遍的信仰心」の悟りなくして、根本解決はありえません。あなたが「普遍的信仰心」を学ぶまで、苦しみは解消されません。あなたの宿題なのですから、あなたが問題を解かないと先には進めないのです。そのカギは、すべてを感謝に変えることです。苦しみもまた感謝の種です。ありがたい魂の修行です。それを学び、向上するためにあなたは生まれてきたのです。ですから、試練も感謝で受け止め、雄々しく乗り越えていくことが大切です。

因果応報の法則を乗り越えて幸せになる道

神様のご加護とは、その試練を乗り越えるための気力や体力や精神力を授け、ぎりぎりのところで、危機一髪を救い、人生を先へ先へと進めるように授けられるものなのです。今、息子さんと一緒に生きるのはこの母親としての役目、この立場では今生限りです。貴重なたった一度の人生ではありませんか。今、一緒に生きることを感謝し、もっと楽しんでください。息子さんを支配しようとせず、もっと愛してください。その愛はコントロールの愛ではなく包容する慈愛です。あなたが息子さんに共感や理解を示し、彼の心を受容してこそ、相手も耳を傾けます。人はそのようにしないと変わりません。変わるのも変わらないのも息子さんの自由意志です。親ができることは、好影響や悪影響を与えることだけです。悪影響よりも好影響を与えるには、あなた自身が「普遍的信仰心」を会得することが先決です。