医師のヒプノセラピー、前世療法

催眠療法といっても、催眠暗示療法から前世療法、インナーチャイルド療法まで多種多様です。特に前世療法を中心に据えたものと、それ以外というように別れていると考えてよいでしょう。

催眠療法を受けるということであれば、できるだけ医師や医療関係者のセラピストに受けましょう。催眠療法士なる国家資格は存在しません。民間団体が付与しているだけなので、その資質、能力、医学知識など、保証がなく、リスクを避けるためには、医師や医療従事者で催眠療法をしている人を選択すべきです。
医療催眠という言葉があるように、催眠療法を研究、確立したのは医師です。ジェームズ・ブレイド医師がヒプノと言う言葉をはじめて使用したことは有名ですが、ミルトン・エリクソン博士も精神科医です。ワイス博士も精神科医です。ワイス博士の名著『前世療法2』では、博士はこのように述べています。「前世療法は医師から受けることがのぞましい」

ところが日本の現状はあまり良いとはいえません。医師ではない前世療法家が乱立しているという状況だからです。当然、中途半端なセラピーの被害といった事例も出てきます。そのためにかえって催眠療法や前世療法が批判される事態になるとしたら、ワイス博士やエリクソン博士の功績を汚すことにもなりかねません。消費者が賢明になる必要があります。そもそも、医療従事者でない人がヒプノセラピストを名のり、催眠療法士を名乗れるのは、日本に国家資格としての催眠療法士が存在しないからです。国の規制や監督がないので、誰でも開業できる危険性があります。この実態を消費者は知るべきで、だからこそ、医師の催眠療法、医師のヒプノセラピー、医師の前世療法を第一選択とすべきです。それが、安全にこのすぐれた心理療法の恩恵を受ける最善の道です。