傲慢な心と前向き思考との違いとは?

物事を肯定的にとらえ、前向きに受け止めると、人生の流れを自分の願う方向に変えるきっかけが生まれます。ところが、前向きに受け止めることを無意識に避けようとする認知の歪みを抱えていると、出来事の中に肯定的な意味を見出すことができます。

目次

前向きな心は魂の向上の大前提

前向きになることで傲慢になるのではないかと恐れたり、前向きな自分は周囲に無神経な言動をするのではないかと心配してしまうこともあります。前向きな心と、傲慢な心はまったく違うものです。前向きになると傲慢になるというのは思い込みです。傲慢とは、自分だけが万能だと思うから生まれる心です。すべての人が神の分魂、神の子であると悟れば、すべての人を尊重するようになります。悟れば、万民を尊重し敬愛する心になるものです。神様が人類を愛していると悟るから神の御心を悟った自分も人類を愛するのであり、そこに目の前の人への尊重の念も生まれるのです。そうなれば傲慢になることはありません。天上天下唯我独尊とは、全人類にあてはまることなのです。

目の前にあるのは途中経過の姿

それが未熟なものだとしたら、少しずつ修業して育っていけば良いのです。生まれてきた目的は進歩向上です。前世よりも一段階でも向上すれば成功しているのです。進歩が遅いとしてもそれを嘆くのではなく、遅いなりに進歩し続ける心がけが大切です。神様が進化の後押しをして下さると、突然、飛躍がもたらされます。これが他力による進歩向上という道です。独りでがんばるより、神様との二人三脚のほうが早いのです。神様と自分という世界観を背景にした前向きな心は、謙虚さを忘れることがないので、傲慢にはなりません。

お祈りをしているのだけれど状況が好転しません

お祈りしても全然よくならないという人がいます。このような人には、どんな問題があるのでしょうか。ひとつはお祈りを具体的にできていない場合です。関係する一人ひとりの名をあげて、その問題を具体的に解決できますようにと祈り、自他がめぐまれて幸せになるようにと祈ることが大切です。問題を解決するのは正しいお祈りが出発点です。神仏や守護霊に祈る場合、今の状況を説明して、それがどうなってほしいのかを細かく祈るのがポイントです。本来は中身を自分が考えて祈る必要がありますが、その方法の事例を学んで頂くために『魂の黄金法則』で解説しました。お祈りというのは、どのように祈るかがすべてです。問題を問題のまま悩むのは愚かなことです。問題にぶつかったとき、ただ悩むのではなく、悩みを祈りに変えていくことができるのです。

個のカルマの負債

この宇宙に存在する因果応報の法則を悟れば、自由自在に生きる道が開けます。あなたがひとつ嫌な体験をしたらその分だけ、前世の負債がひとつ清算され浄化されたのです。つまり開運したのです。「コンプレックス」「劣等感」はあらゆる人間が必ずその人なりのものを抱きます。劣等感に縛られ、行動不能となることもあるかもしれません。この宇宙の中心は自分です。天上天下唯我独尊です。あなたの人生の主人公はあなたしかないのです。劣等感につながるような、他人との比較は意味がありません。「あの人にできるのだから、わたしにもできる」というプラスの認識を持つための比較なら有益です。

神の前に平等に報いられるからこそ

前世や前前世も含め、たくさんの努力をした人にはそれにふさわしい結果が出るし、わずかの努力をした人にはそれにふさわしい結果が出るのです。神の前に平等に報いられるからこそ、今この瞬間の、結果の部分だけ切り取れば、不平等に見えるのです。平等に報いられるからこそ、前世や前前世も含め、過去において、その人がした行為、努力、想念に相応しいものが現在の結果として出ているのです。この世に生まれてくるのは自分より優れた人、素晴らしい人に出会い、その人から学びとるためです。劣等感を持ったり、妬むためではありません。優れている人や素晴らしい人はお手本です。劣等感に苦しむ人の多くは自己愛が強すぎるのです。我良しの我欲、我執着が過ぎるので妬みが生じるのです。

国のために祈っても無意味?

もし、万力の力を出して、死ぬまで一日も欠かさず、国のために、祈り続けたのであれば、その時、その祈りが結果につながったのかどうかを判断できるのではないでしょうか。神様という存在のことを完全には信じてないから神様も動かれないのです。あなたが神の力を馬鹿にし、祈りがきかれないと決めつけて、そのうえ、世間を悪と決めつける限り、あなたは世間から善を受け取ることはありえません。この心の奥底の歪みを浄化しない限りは幸せになることも仕事の成功も健康になることも、家内円満も、結婚もできないでしょう。どうしたら、心の歪みを改められるかですが、これを改善するには、先祖の問題を解決する必要があります。あなたの性質、性格、思考癖が、どんどん良くなるための鍵です。

本当に良い引き寄せを行う上で重要なこと

より根源的なことにエネルギーをそそぐことです。それは、低い霊界にいまだ住まいしていて、低い想念をあなたに送り届けてくる祖霊の救済です。祖霊の悪影響を受けると、からだがだるくなり、やる気が失せます。動けないぐらいに重たくなるのです。そして否定的思考や、マイナス思考、ネガティブ思考にとらわれてしまうようになるのです。私たちは肉体を持つことで、大きな影響を先祖から受けていて、それは、想像をこえるほど大きいのです。生きているということは素晴らしいことです。死んでしまえば、このような方法での自己改革はできないのです。先祖も救われ、自分も救われる、救いの機会であり、神仏の恩赦であり、これは、素晴らしいことなのです。