潜在意識を浄化するための和解とは相手を許すこと

現在、不和の状態にある家族がいる人は、あなたの心の中で、その人との和解を達成しましょう。なぜならば、あなたの心の世界の中に、家族の中で不和な相手があれば、あなたの開運や自己実現は大きく阻まれるからです。身近であればあるほど、想念の交流があるので、相手の悪意、怒り、嫉妬、不快感などのエネルギーがあなたを直撃します。自分自身の幸せのために和解をしておく必要があるのです。内心における天地一切との和解が重要なのですが、その中でも真っ先にするべきことが心の世界での家族との和解です。夫婦、親子、兄弟姉妹、親族の和解(相手のことを許すこと)です。

距離を置くか置かないかに関わらず意識の中では許す

毎日、顔をあわせる環境なのであれば、相手がどういう態度に出ようと、自分を明るく上機嫌に保つ努力が肝心です。いつも明るく上機嫌なあなたに接していれば、相手も自然にそれに感化されて変容します。内心で暗いことばかり考えていれば、相手の潜在意識にそれが伝わるので、相手も変わりません。圧倒的に明るいポジティブな自分をキープできるようにすれば、相手は変わります。そのためには、魂のガイドである守護霊への祈りの一項目として日々祈ることを続けとよいでしょう。「○○さんと和解できますように。融和できますように。」という祈りの言葉を毎日の祈りの中身に加えて下さい。人が変わるとき、魔法のようにイージーに変わらないし、神仏がお導きされて改心させるにしても、相応の手間と時間といろいろな出来事が必要になります。それを「信じて待つ」ことが大切かと思います。「希望を失わず、信じて待つ」のです。

心のくもりを無くし明るい想念を維持する

そうしながら、自分はいつも明るく上機嫌に接してあげるのです。相手がどういう言動であっても、それに影響されず、自分は明るく元気で愛情をもって接すれば良いのです。あるとき、熟した柿が落ちてくるかのように変化がおとづれることでしょう。それが「神仏の救い」というものなのです。前世療法で登場する魂のガイドの主張には驚くほどの共通性があります。たくさんのさまざまな人生を歩んできた人のそれぞれの魂のガイドが共通したメッセージを伝えてくるというのは驚くべきことです。その中でも、特に重要だと思われるのは、人間が生まれてきた目的についてです。それは「魂の向上」という目的によって生まれてくるのです。表現そのものはいろいろなバリエーションがあります。「魂の進化」「霊性向上」「魂を磨く」「いろいろな経験を積む」「苦難を乗り越える」「愛を実践する」「才能を磨く」いろいろな角度から表現されますが、そのエッセンスは「魂の向上」に尽きるのです。生まれてくる国、育つ環境、いま直面している課題、つきあう人の種類、そのような要素は個々で、種々に変化しますが、進んでいく方向性は同じです。

環境に左右されて心を曇らせてはいけない

ところが、多くの場合は、生まれてくる国や育つ環境、そして、いま直面している課題や周囲の人に、どうしても縛られてしまう傾向があります。感情や気分がこれらの要素に縛られて影響を受けているので、進んでいく方向性を見失いがちなのです。究極の方向性が「魂の向上」であると、明確になることで、進むべき道ははっきりとします。人間とは永遠の向上をめざす魂の箱舟であることを理解することが心の苦しみを癒す大切な悟りです。この方向性でいると、こだわりがなくなるのです。いろいろなこだわりが私達にはあるものですが、「魂の向上」のために、今日、自分にできることは何か、それを考えることが最も大切です。そして、その観点から五年後、十年後、二十年後と未来の計画を立てていくことです。学問、芸術、宗教、社会貢献、才能開花、個性の表現、すべてが「魂の向上」の一貫です。寿命ある限り、その道を歩み続けるのが「生まれてきた目的」です。このことが本当に悟れたら、生きる喜びが感じられるようになります。自己実現ができていても、いなくても、その途上でも、それぞれの状態で、喜びや感謝を自然に感じられるようになります。