具体的成果につながらないと虚しさを感じる

自分なりに目標をもって一生懸命に一つのことで頑張って5年、10年とそれを継続してきたら、ふと、自分の幸せって何だろうと、立ち止まって考えてしまうことがあるものです。男女とも35歳以降にもなると、肉体的にどうしても生体エネルギーである
気のパワーが下がり、気の流れが停滞します。

ホルモン分泌の変調

45歳過ぎるとさらにそれが顕著になります。気と肉体の衰退が、寂しさを感じさせる傾向があります。これは10代20代ではなかったことです。独身女性だと、40代が一番の試練となります。50代になると逆に独身の身を開き直ることができ、なんとか自分の人生を有意義にしようと思います。その結果、かえって50代で素敵なご縁を得ることもあります。更年期や閉経の時期の前後である45歳から55歳ぐらいは、ホルモン分泌の変調に伴い、情緒バランスも崩れ、まるで自分が悲劇の主人公になったように感じます。この年齢の男性にも男性の更年期があります。男性でも同じような傾向があることも医学的に分かってきています。

現実面での実感がない時

「私の人生は何だったのか」と、過去の全てが無意味に思えてくるようになることも多いです。精神的に深刻な落ち込みや、うつ病の誘因にもなります。それまでの人生でコツコツと善徳を積み重ねた人は、厄年前後の時期に多くの開運を実感し、ますます悟りが深まってきます。それでも、何らかの形で具体的な幸せを実感できることがあってこそ、すべての人が納得します。価値観が同じ異性と結婚できたとか、子宝に恵まれたとか、収入が増えて豊かになったとか、家を建てたとか、あるいは病気が治ったとか、仕事で大成果をあげたとか、そういう具体的な成果をやはり人は必要としているのです。それがあれば「神様ありがとうございます」と心から感謝できると思います。逆に、そのような現実面での実感がない時に、寂しさと虚しさを感じるのです。

最後まで耐え忍ぶ者は救われる

本当はそういう状況こそ、己の魂が磨かれているし、目に見えない徳分が積まれて、やがて、それが形になるのです。それを信じて、もうひと踏ん張りすればトンネルから抜けられます。神の恵みがない!と叫びたい方は、その叫びを熱誠の祈願に
変えて、祈り向かってみることをお勧めします。ほとんどの場合、もうひと踏ん張りのところまで来ているのです。また、このような時こそ、前世療法を受けてみると良いでしょう。思わぬ角度から、突破口が開けることが多いです。昔から百日祈願のおこもりとか、千日回峰行とか、百日、千日の単位で、熱誠の祈りを捧げて、人は奇跡を感じ、新たな自分を生み出してきました。「最後まで耐え忍ぶ者は救われる」と聖書にもありますが、「ここががんばり時なのだ」と考えてみませんか?虚しさを打ち砕くのは明るい希望です。前世療法があなたの心に希望の火を灯すかもしれません。